(第4回)キャンペーンの実施概要を決める
ー 販促?認知拡大?新規獲得? 目的やターゲットに合った手法についてー
いよいよキャンペーンの背骨となる「実施の概要」を決めていきます。これまでの連載で、
・対象商品の抱える「問題点」の把握
・キャンペーンの目的
・ターゲット層
・訴求内容
などが明確になってきたかと思います。それらを踏まえ、どんな種類のキャンペーンにするかを決定します。
ここで大きなキーとなるのが、「目的」と「ターゲット層」です。
●オープンキャンペーンかクローズドキャンペーンか
キャンペーンの主流を占める「販促キャンペーン」の場合、クローズドキャンペーンを行うことが多いです。
購入した人だけ応募ができる、という仕組みなので、直接的に販売数を増やせるメリットがあります。
さらに、1人の人が短期間で購入を繰り返す商品(缶コーヒーやお菓子など)の場合は、ポイント蓄積型キャンペーンを行うことで、リピート購入率のアップを狙ったりします。
新規商品の投入時などに行われる、「認知拡大キャンペーン」では、購入しなくても応募できるオープンキャンペーンを行うことが多いと思います。例えば、商品のキャッチコピーの一部を伏字にして、そこを埋めさせて応募していただくのが昔ながらのやり方ですね。
オープンキャンペーンで最近多いのは、商品を利用している写真を投稿していただき、投稿された写真をブランドサイトなどでずらりと並べてみせる、写真投稿キャンペーンです。趣味性の高い商品や、旅行・観光地などと相性が良いキャンペーンです。
新商品用キャンペーンで、よく見かけるのは「サンプリングキャンペーン」、いわゆる「お試し」です。
新規ユーザーの獲得を目的として行われますが、サンプルの発送費用などが大きくなってしまう面もあります。
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